年末になると運勢を見ます。たいていは結論だけ聞いて終わりますが、歳運を読む原理は単純です。原理がわかれば毎年人に訊かなくて済みます。
毎年、その年を代表する干支があります。2026年は丙午、2027年は丁未です。この二文字を自分の日主と比べると、その年が自分にとってどういう性格かが出ます。
天干が自分にとって何に当たるかが、その年の大きなテーマです。財星なら金と機会、官星なら責任と評価、印星なら学びと書類、食傷なら表現と産出、比劫なら自立と競争。地支も同じように見て、補助として読みます。
ここにもうひとつ加えます。その年の気が自分の用神に当たれば追い風、忌神に当たれば向かい風です。同じ丙午の年でも人によって読みが変わるのは、これが理由です。
見落とされやすいところです。四柱推命で年が変わる基準は、元日でも旧正月でもなく立春です。おおむね2月4日前後になります。
ですから1月生まれの人は命式上は前年に属し、2月初旬の出生は数時間差で年が分かれます。運勢も同じで、1月に見る運勢はまだ前年の歳運です。
2月3〜5日生まれの方は、年柱がひとつずれる可能性があります。この場合は精密な暦で一度確認するほうがよいでしょう。
天干がテーマなら、その年の地支と自分の日支の関係は体感です。四つ覚えれば足ります。
冲の年を悪い年と読む人が多いのですが、正確には配置が変わる年です。すでに揺れていたものがどちらかに決着するのであって、なかった不幸が生まれるわけではありません。
歳運は一年、大運は十年です。大きな流れが大運で、その上に乗るのが歳運なので、順序を逆にすると読み違えます。
大運が追い風の区間で当たる向かい風の歳運は、少し休む年という程度です。逆に大運が向かい風の区間の良い歳運は、息を継ぐ一年であって流れが変わったわけではありません。運勢だけ見て大きな決断をすると、この差を見落とします。
大運は生まれた時点と性別で開始年齢が決まり、十年ごとに変わります。今どの大運にいるかを確認してから、その上で今年を読んでください。
最も多い誤りは日柱の計算です。広まっている誤った基準日のせいで日柱が二日ずれる道具は少なくなく、日主が違えば十神も用神もすべて別人のものになります。
二つ目は時柱です。時柱は時計の時刻ではなく真太陽時で決まるため、出生地の経度補正が必要です。東京基準では19分を足しますが、この補正をしないと境界時刻生まれの時柱がひとつずれます。
三つ目は節気です。年柱と月柱は節入りで分かれるため、境界日の出生は確認が要ります。
まとめるとこの順です。命式を正確に立て、日主と身強身弱を確認し、用神を出し、今の大運を見つけ、その上に今年と来年の歳運を重ねます。
このサイトの計算機はこの順序をそのまま自動で処理し、今年と来年、12か月、10年の大運まで一度に表示します。生年月日を入れるだけです。
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