十神は難しい用語に見えますが計算です。日主と他の文字の五行と陰陽を比べると、十のうちひとつが出ます。鑑定の大部分がここから作られます。
五行は決まった形で作用します。木生火・火生土・土生金・金生水・水生木が相生、木剋土・土剋水・水剋火・火剋金・金剋木が相剋です。
日主を基準にすると、他の五行は五つの位置のどれかに入ります。自分と同じもの、自分が生むもの、自分が剋するもの、自分を剋するもの、自分を生むもの。それぞれ陰陽が同じか違うかで二つに分かれ、十になります。
導出はこれで全部です。まだ解釈は入っていません。
金が自分の剋するもので、圧力が自分を剋するものだという配置が効いています。財星の多い命式は世界に働きかける側へ傾き、官星の多い命式は構造に働きかけられる側へ傾きます。後者が弱いという意味ではなく、摩擦がどこで起きるかを教えてくれます。
陰陽が違うほうが滑らかで社会的に読まれやすく、同じほうが荒く扱いにくい。この差は一貫しています。
正官は振る舞いで得る地位です。規則を守り評判を保てば席が来ます。偏官は同じ力が緩衝なしで来るので、危機と締切と命令として読まれます。偏官が目立つ人が快適な環境でかえって振るわないのは、これが理由です。
食傷も同じです。食神は力を抜いた産出で、傷官は器を溢れる才能なので、最高の作品と上司との衝突を同時に作ります。
よくある失敗は、気に入った十神をひとつ見つけてそこに鑑定を乗せることです。実際に重要なのは八文字全体の分布で、とくに月柱に何が座っているかです。月柱が格局を決めるからです。
ひとつのグループに三つ四つ集まっていれば、好むと好まざるとにかかわらずそれが自分の動作モードです。財星が四つなら機会を追うことになり、残る問題は捕まえたものを保つ仕組みを作るかどうかだけです。比劫が四つなら、競っていない相手とまで絶えず比べます。
十神は何を望むべきかを教えません。どうせ続けてしまう行動を教えてくれるので、避けられる代償を減らせます。
月柱に座った十神を探してください。たいていそれが格局で、働き方についてほかのどの文字より多くを語ります。
次にグループごとの数を数え、最も多いものを見つけてください。それが主な志向で、今いる分野での振る舞いだけでなく、どの分野を選ぶかにも関わります。
最後にまったくないグループを見ます。ない機能は雇うか、配偶者に頼るか、意識して作るしかないもので、どれなのかを知るだけで無駄がかなり減ります。
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